2025/01/10
「宇宙のサウンドスケープ」仙台公演、無事終了しました!
宇宙のサウンドスケープ in 仙台市天文台
〜視覚障がい者と晴眼者が共に感じた、音で巡る宇宙〜
2025年1月4日, 5日、仙台市天文台にて、視覚に障がいのある方と晴眼者が共に宇宙を楽しむことのできるプラネタリウム公演「宇宙のサウンドスケープ」を開催し、無事に二日間の日程を終えることができました。
当日は雪の降る中、足元の悪い天候にもかかわらず、二日間でおよそ200名の方々にご来場いただきました。
このプロジェクトとしては初の公開規模の大きなイベントであり、私たちとしても手応えのある成果となりました。ご来場くださった一人ひとりのまなざし、声、反応からも、多くの可能性と希望を感じる時間となりました。

地球の歴史でも初めてかもしれない挑戦
これまで私たちは、触覚や聴覚を使った天文学の授業を視覚障がいのある学生たちとともに行ってきました。しかし今回のプラネタリウムは、まさに前人未到の挑戦でした。
「この宇宙体験は、見ることに依存しなくても伝わる」
そう信じて、たくさんの方のご意見やアドバイスを受けながら、何度も試行錯誤を繰り返して、この仙台市天文台にて実現することができました。

支援者の皆さまへ、心からの感謝を
この公演を実現するにあたっては、クラウドファンディング第1弾・第2弾でご支援くださった方々のお力が欠かせませんでした。
お寄せいただいたご支援は、会場費や音響機材、ナレーション制作、参加者の誘導サポート等、すべてに活用させていただきました。
手探りの中でつくりあげたこのプラネタリウムは、皆さまと一緒に創り上げた宇宙体験そのものでした。
アンケートの声を糧に、次なる挑戦へ
今回の講演後にはアンケートも実施し、多くの温かいご感想と貴重なご意見、そしてご指摘を頂戴しました。
この声を真摯に受け止め、次なるプラネタリウム体験の開発・改善につなげていきたいと考えています。
現在、私たちは2026年夏の新たな公演に向けて準備を進めており、その時期を目標に、さらなる挑戦の第一歩を踏み出そうとしています。詳細については、改めてご案内いたしますので、楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
今後の発表予定・展開について
この公演の成果については、今後「天文学教育普及研究会」などの専門的な場でも発表を予定しています。さらに、視覚障がいに関わる文学イベントなど、異なるジャンルの場でも紹介していけたらと考えています。
科学と感性の交差点としての天文学が、より多くの人々の心に届くことを願っています。
ともに宇宙を広げていく仲間を募集中です
この活動はまだ始まったばかりですが、私たちは本気で、誰もが宇宙を感じられる未来をつくろうとしています。
そのためには、たくさんの人の力が必要です。
関心を持ってくださる方、応援してくださる方、どうか気軽に声をかけてください。
一緒にこの挑戦を続けていけたら、心から嬉しく思います。