photo

2024/06/30

科学へジャンプ2023 in東北に参加してきました!

科学へジャンプ2023 in東北に参加してきました!

科学へジャンプとは?

科学へジャンプとは、視覚障がいを持った小学生、中学生、高校生などの学生たちが科学を通して、お互いの交流の機会、学びや体験などを得ることができるイベントです。日本全国の地域ごとに支部が分かれていて、毎年行われるイベントでもあります。

(詳しくは、科学へジャンプのホームページにて。)

参加への経緯

今回Curascopiumが科学へジャンプに接点を持つことができた経緯は、この活動を通して、福島県立須賀川支援学校で教論をしている、佐久間理江氏と知り合ったことがきっかけとなりました。佐久間氏は宇宙の授業をするにあたって、積極的に模型考案や作成などの視覚支援学習ツールも日々考案しており、2023年11月18日に宮城教育大学で行われた科学へジャンプin東北での宇宙授業の担当でした。佐久間氏と知り合ったことをきっかけとして、Curascopiumの一員の長澤赳志が佐久間氏の授業のアシスタントとして参加してきました。

当日

当日は午前、午後の部とわかれていて、東北地域から集まった小学生から中学生までの学生と親御さんが参加していました。それぞれ5つ以上の授業や体験会が行われており、さまざまな視覚支援に携わる教員や大学生が授業を行い、科目や内容も豊かでした。

佐久間氏は午前・午後の部の両方を受け持っており、午前の部にアシスタントとして参加し、午後の部は実際にさまざまな授業を見学しました。

それぞれの具体的な内容はここでは控えますが、どの授業でも大切にしていたことに「体験型」があるように見えました。どの授業でも学生たちは模型を触ったり、実際に身体を動かしてアクティビティに参加する機会がとても多かったです。そこに教員のガイドが入ることで、学生とのコミュニケーションが実現していました。

またそれと同時に、

「視覚障がいを持った学生の母数が少ないことで普段あまり同世代の学生との交流機会を持つことができない」

といった問題も、この科学へジャンプが交流のための機会にもなっていました。

今後

それでもまだ様々な課題を抱えている現状ですが、今回の科学へジャンプの参加をきっかけに、得た経験を元にCurascopiumも今後の科学へジャンプなどのイベントに参加を目指し、現状の視覚支援教育が抱える問題を解決できるように活動していきます。